家を売る簡単な流れはぜんぶで8つ!家を売る前に確認しておきたい注意点も紹介!
家を売る際には、具体的な手順や注意点を理解し、スムーズかつ有利に売却することが求められます。
初めての不動産売却では、不安や疑問が尽きないかもしれませんが、基本的な流れや重要なポイントを押さえておけば、安心して手続きを進められます。
本記事では、家を売るための基本的な流れと、売却時に気をつけたい重要なポイントについて詳しく解説します。
□家を売る時の基本的な流れ
家を売るための一連の流れは、以下の8つのステップに分けられます。
それぞれのステップを理解し、計画的に進めることが重要です。
1:売却価格の相場を調べる
まず、家を売る前に物件の売却価格の相場を調べることが必要です。
近隣地域で売りに出されている物件や土地の価格を調査し、実際に売るかどうかの判断材料にします。
インターネットを利用して、国土交通省の土地情報総合システムや不動産ポータルサイトで価格を調べるとよいでしょう。
2:不動産会社に査定を依頼する
次に、不動産会社に査定を依頼します。
査定を依頼する際には、登記簿謄本や購入時の契約書などの書類を用意しましょう。
3:不動産会社と媒介契約を結ぶ
査定結果をもとに、信頼できる不動産会社を選び、媒介契約を結びます。
媒介契約には、一般媒介契約、専任媒介契約、専属専任媒介契約の3種類があります。
それぞれの契約の特徴を理解し、最適な契約を選びましょう。
4:不動産会社が売却活動を行う
媒介契約を結んだ後、不動産会社が売却活動を開始します。
インターネット広告やチラシを利用して、購入希望者に物件をアピールします。
5:内見に対応する
購入希望者からの内見の申し込みに対応します。
住みながら家を売る場合、内見の際には売主が直接対応することが望ましいです。
物件の特徴や周辺環境を詳しく説明し、購入希望者の興味を引きましょう。
6:買主と売買契約を結ぶ
購入希望者が物件を気に入った場合、売買契約を結びます。
売買契約時には、手付金を受け取ります。
契約に必要な書類や情報をあらかじめ用意しておくことが大切です。
7:決済・引渡しを行う
売買契約が成立した後、決済と物件の引渡しを行います。
司法書士を通じて所有権移転登記を行い、取引を完了させます。
8:確定申告する
家を売却して利益が発生した場合は、確定申告を行います。
譲渡所得税の負担を軽減するための控除制度についても確認しておきましょう。
□家を売るときに気をつけたい重要なポイント
家を売る際には、いくつかの重要なポイントに注意する必要があります。
ここでは、特に気をつけたい3つのポイントを紹介します。
1:住宅ローンの完済
家を売る際には、住宅ローンが完済されているか、売却金により完済できることが原則です。
住宅ローンの残債がある場合、抵当権が設定されているため、自由に売却できません。
ローン残債を上回る金額で売却できるかを確認し、必要ならば不動産会社に相談しましょう。
2:古い家の再建築の問題
古い家の場合、再建築時に現在の法律が適用されるため、建築条件が変わることがあります。
解体して再建築する際に建物の面積や高さが制限される場合があるため、事前に確認することが重要です。
また、再建築不可の物件である場合は、取り壊さないように注意しましょう。
3:リフォームの費用対効果
家を売る前にリフォームを考える人もいますが、リフォーム費用と販売価格のバランスを慎重に考える必要があります。
リフォーム費用が高額になると、販売価格に上乗せしても買い手が見つかりにくくなる可能性があります。
リフォームの内容と費用をよく検討し、必要最低限の修繕にとどめることをおすすめします。
□まとめ
家を売る際には、基本的な流れを理解し、重要なポイントに注意することが大切です。
売却価格の相場を調べ、不動産会社に査定を依頼し、信頼できる会社と媒介契約を結ぶことで、スムーズに売却手続きを進められます。
また、住宅ローンの完済、再建築の問題、リフォームの費用対効果についても事前に確認しておくことが重要です。
これらのポイントを押さえて、安心して家の売却を進めてください。
監修者情報
株式会社ハウシード
代表取締役 藪木 秀則