住宅ローン控除の確定申告を忘れたらどうなる?
住宅ローン控除の確定申告を忘れてしまった、そんな方はいませんか。
マイホームを購入したばかりで、住宅ローン控除の制度についてよく理解していない方もいるかもしれません。
慌てて手続き方法や期限を知りたい気持ち、よく分かります。
しかし、ご安心ください。
住宅ローン控除の確定申告を忘れてしまった場合でも、5年間は遡って申告することができます。
この記事では、住宅ローン控除の確定申告を忘れた場合の手続き方法や期限について解説します。
不安を解消し、適切な申告ができるように、一緒に確認していきましょう。
□住宅ローン控除の確定申告を忘れた場合
住宅ローン控除の確定申告を忘れてしまった場合でも、5年間は遡って申告することが可能です。
しかし、5年以上経過している場合は、残念ながら控除を受けられません。
具体的な手続き方法や期限を解説します。
1:5年間は遡って申告可能
住宅ローン控除は、マイホームを取得した翌年から10年間、毎年住宅ローンの残高に応じて所得税や住民税が控除される制度です。
この確定申告を忘れてしまった場合でも、5年間は遡って申告することが可能です。
ただし、5年以上経過している場合は、申告ができません。
2:申告期限は5年間
住宅ローン控除の申告期限は、マイホームを取得した翌年の1月1日から5年間です。
例えば、2023年1月にマイホームを取得した場合、住宅ローン控除の申告期限は2028年12月31日となります。
3:申告に必要な書類
住宅ローン控除の申告には、以下の書類が必要です。
・申告書
・住宅ローン契約書
・住宅の登記事項証明書
・源泉徴収票
・生命保険料控除証明書など
4:申告方法
住宅ローン控除の申告方法は、以下の2つがあります。
・e-Tax
・税務署への郵送
e-Taxは、インターネットで申告できる便利な方法です。
税務署への郵送は、申告書を印刷して郵送する必要があります。
□初年度と2年目以降の申告忘れで異なる手続き
初年度の確定申告を忘れてしまった場合と、2年目以降の申告を忘れてしまった場合では、必要書類や手続きが異なります。
それぞれのケースにおける具体的な手続き方法を詳しく解説します。
1:初年度の申告忘れ
初年度の確定申告を忘れてしまった場合は、還付申告という方法で申告します。
還付申告とは、すでに確定申告を済ませた後に、申告漏れや誤りを修正するために、改めて申告する方法です。
2:2年目以降の申告忘れ
2年目以降の申告を忘れてしまった場合は、修正申告という方法で申告します。
修正申告とは、すでに確定申告を済ませた後に、申告漏れや誤りを修正するために、改めて申告する方法です。
3:申告の手順
申告の手順は以下の通りです。
・必要書類を揃える
・申告書を作成する
・税務署に申告書を提出する
4:申告期限
申告期限は、マイホームを取得した翌年の1月1日から5年間です。
申告期限までに申告書を提出しないと、住宅ローン控除を受けられなくなります。
□まとめ
住宅ローン控除の確定申告を忘れた場合でも、5年間は遡って申告できます。
しかし、5年以上経過している場合は、申告ができません。
申告期限は、マイホームを取得した翌年の1月1日から5年間です。
申告方法や必要書類は、初年度の申告忘れと2年目以降の申告忘れで異なります。
忘れずに申告を行い、住宅ローン控除の恩恵を受けましょう。
監修者情報
株式会社ハウシード
代表取締役 藪木 秀則